ビューティー＆ヘルスリサーチ通信

お客様

こんにちは、商品開発チームの中村です。

さて、皆さんはリーキーガットという言葉をご存知ですか？

英語で「leaky（リーキー）」とは、液体などが漏れる意味の動詞「leak（リーク）」の形容詞、「gut（ガット）」は腸を意味します。

つまり、リーキーガット（leaky gut）とは粘膜に穴が空き、異物（菌・ウイルス・たんぱく質）が血中に漏れだす状態の腸のことです。

日本語では「腸漏れ症候群」といわれています。

腸の重要性への関心が高まっている今、「すべての病気は腸に始まる」という紀元前の名医ヒポクラテスの言葉が注目を集めています。

これまでほとんど知られていなかった腸内細菌の重要な役割が最近の研究で次々と明らかになってきたからです。

今回はこの腸とリーキーガット症候群についてお話します。

1. 腸の働きとリーキーガット症候群
2. なぜリーキーガッド症候群になるのか
3. リーキーガット症候群を改善する食材

1. 腸の働きとリーキーガット症候群」

腸や胃をはじめ、消化管には特定の物質のみ通過させる非常に小さな穴が存在します。

この非常に小さな穴は、消化機能に悪影響を及ぼす大きな粒子（グルテン、細菌、未消化の食物粒子など）が腸内から外へ流出するのを防ぐネットのような働きをしています。

しかしリーキーガット症候群の場合、何らかのダメージをうけてこの穴が大きくなっています。

本来、腸で排除されるべき有害物質がこの大きな穴から漏れて血管を通って身体中に運ばれるため、行き着いたところで「異物」として扱われ炎症を引き起こしてしまいます。

最近の研究によると、リーキーガット症候群は食物アレルギーや吸収不良だけではなく、関節痛、甲状腺疾患や自己免疫疾患などの原因にもなっていることがわかっています。

2. なぜリーキーガッド症候群になるのか

では、なぜ腸にダメージがおよぶのでしょうか？
リーキーガット症候群を招く4つの原因について述べていきます。

まず1つ目は食生活です。

穀物（レクチン）、遺伝子組み換え作物（GMO）、砂糖、精製油、合成食品添加物、および乳製品などのアレルゲンを含む食事は腸壁を傷つけ、リーキーガット症候群の要因になる危険があります。

詳しく述べると、

・レクチンは食材では特に小麦、米、大豆に多く含まれています。レクチンは腸の内壁を傷つけ、分解前の物質を血液に漏れさせます。昨今の健康ブームで全粒粉や玄米がもてはやされたり、皮も一緒に調理する方法が推奨されたりしていることが、レクチン摂取量が増えるパラドックスな状況を引き起こしています。

・遺伝子組換え作物（GMO）はそれ自体が害虫への抵抗力をもつように改良されています。この特性が私たちに必要な腸内細菌さえ死滅させてしまう要因です。直接は遺伝子組み換え作物を口にしてなくても、遺伝子組み換え作物が家畜のエサになっている牛肉や豚肉をとおして、遺伝子組み換え作物を摂取しているという現実があります。

・通常のホルスタイン牛からとれた牛乳は腸にダメージを与えるカゼインと呼ばれるタンパク質を含んでいます。

・砂糖は腸にダメージを与える悪玉菌の成長を助長します。特に精白された砂糖はビタミン、ミネラル、酵素、食物繊維の大半を削り取られた食材です。腸消化酵素の活性を鈍化、腸粘膜の機能を失調、腸内での異常発酵を起こして腐敗してきます。

リーキーガット症候群を招く2つ目の原因は、慢性的なストレスです。

慢性的なストレスは細菌やウイルスのような悪玉菌を撃退する力を弱めます。

ストレスを軽減するために、十分な睡眠時間を確保する、余暇の楽しみを計画する、週に1日程度は休息する、瞑想する、そして前向きな人たちとつき合うことなどを心がけましょう。

そして3つ目は、有害物質との接触です。

私たちは日常的に有害物質と接触していますが、その数は毎年80,000以上に及ぶと言われています。

例えば抗生物質、農薬、水道水、アスピリンそして痛み止めや抗生物質、ステロイド剤やピルなどはリーキーガット症候群を引き起こす成分を含むものとして知られています。

塩素やフッ化物を除去するためには、高品質の水フィルターを使って水道水から塩素を取り除くなどの対策を日ごろから地道にとっていくことが大切です。

最後は、腸内細菌のアンバランスです。

私たちの腸には、実に300～1,000種類とも言われる微生物が存在しています。

腸内細菌は、善玉菌と日和見菌、そして悪玉菌で構成されています。
※日和見菌；腸内環境の状態によって善玉菌にも悪玉菌にもなる菌

善玉菌の働きが鈍くなると、悪玉菌の動きを抑えることができません。これが腸内環境のバランスが悪い状態です。

腸内バランスが悪いと腸の粘膜に傷がつき、細胞と細胞の間の結合部分が緩んでしまいリーキーガット症候群が引き起こされてしまいます。

3. リーキーガット症候群を改善する食材

では、どのような食材や食品がリーキーガット症候群の改善に効果的なのか、具体的に説明しましょう。

【生の乳製品】ヨーグルト、アサイ、バター、加工されていないローチーズ、ケフィアは、善玉菌として有名なプロバイオティクスと短鎖脂肪酸（SCFA）の両方を豊富に含んでいる食材です。

【発酵野菜】ザワークラウト、キムチは腸内細菌のバランスを保つのに有効です。

【ココナッツ製品】ココナッツの中鎖脂肪酸（MCFA）は他の脂肪よりも消化がしやすいので、腸に負担がかかりにくいです。

【発芽種子】発芽したチアシード、亜麻仁の種子

【良質な脂肪】卵黄、アボカド、ココナッツオイルのような良質な脂肪

【オメガ3脂肪酸】牧草で育った牛肉、子羊肉、そして天然のサーモンには抗炎症作用があります。

【フルーツ】毎日1〜2皿のフルーツを摂りましょう。なお、フルーツは夕方以降ではなく、朝に摂取するのが効果的ですが、摂りすぎには注意しましょう。

次回は「匂いに鈍感だと死亡率が上昇する」をご紹介します。

詳しい内容は次号をお楽しみに～★

それでは、次回【Vol.044】でまたお会いしましょう。

【Ｑ1】UVケアサプリメントを定期購入させていただく予定でいます。

お肌はもちろん、目や髪のためにも1年中これからもずっと飲みつづけていきたいと思っているのですが、ひとつ気になることがあるので質問させていただきます。

UVカットをしつづけると、ビタミンDの生産ができなくなると聞きます。

幼児のくる病のように、骨に支障が出る可能性はあるのでしょうか？

年齢的にこれから骨粗鬆症も気になります。

ご解答宜しくお願いいたします。

【Ａ1】お問い合わせいただき、ありがとうございます。

ドクターズチョイス UVケアサプリメントに配合されている成分とビタミンDの産生について回答させていただきます。

●活性成分の天然シダエキの働き

UVケアサプリメントに配合されている天然シダエキスのポリポディウム（PL）には、抗酸化、抗炎症作用があり、紫外線による肌への影響を抑える働きがあります。紫外線による日焼けを防ぎ、シミやしわといった肌へのダメージも抑える働きが期待できます。

目や髪といった日焼け止めクリームが使えない部分への紫外線対策にお使いいただくことをおすすめします。

●ビタミンDの産生について

日焼け止めクリームの使用により、ビタミンD欠乏につながったという実験報告はございます。

これはビタミンDは紫外線により皮膚で作られるため、日焼け止めクリームに配合される成分が、紫外線を吸収することにより、ビタミンDの生成が妨げられたためです。

UVケアサプリメントに配合されるPLは、皮膚の表面でブロックすることはないため、理論的には皮膚でビタミンDが生成される機能を妨げることはないと考えられます。

また、ビタミンD欠乏が生じるといった文献も特に見当たりません。

過剰な紫外線は皮膚へのダメージが気になりますが、体内のビタミンDとのバランスも大切です。

週に2回、5分程度の日光浴でビタミンDは十分作られるため、適度な日光浴とお食事からのビタミンD補給にもご留意ください。

参考までにビタミンDを含む食品の例を挙げさせていただきます。

＜ビタミンDを多く含む食品＞
イワシ、サンマ、しらす干し、カレイ、ブリ、サケなどの魚類や干しシイタケ、きくらげなどのキノコ類

【Ｑ2】先日カンジタクリアスーパーを購入させていただきました。

最近とても暑いですが、部屋の中に置いておくのはよくないですか？

冷蔵庫に入れておいたほうがよいでしょうか？

また、消費期限はありますか？

【Ａ2】お問合せ頂きましたドクターズチョイス カンジタクリアスーパーでございますが、開封後に直射日光が当たる場所などで保存されていた場合は、まれに色や匂いに影響が出る場合があります。

そのため、暑い時期は冷蔵庫での保存をおすすめいたします。

期限につきましてはボトル底面に記載がございますのでご確認くださいますようお願い申しあげます。

【Ｑ3】ファンガクリームは女性のカンジダ腟炎にも使用できますか？

【Ａ3】ファンガクリームは細菌性膣炎やカンジタ症によるデリケートゾーンの皮膚の不快感をしずめます。
当商品は、天然成分を使用しておりますが、外用クリームでございます。

膣内にはご使用いただけませんのでご注意ください。

【Ｑ4】天然ルテイン40mgについて質問させていただきます。

私自身知識がないので、ネットや人から聞いた情報の上で質問をさせて頂いています。

失礼な質問でしたら、お許しください。

まずフローラグローについてですが、他サイトでフローラグロー使用していても10パーセント配合でもフローラグロー使用と言えるので、フローラグローでも100パーセント使用のサプリを探して下さい。

と他サイトで書かれたのを見たので、質問させてもらいました。

ゼアキサンチンはゼアワンのマーク、ドーナツみたいなのが記載されていると安心なゼアキサンチンと聞いたことがあったので、御社はどうなのかな？と思い聞きました。

アスタキサンチンは配合されてないみたいですが、目の眼球近くの筋肉？に効果的な成分と聞いたことがあったので、確認の為聞きました。

今悩んでいるサプリにはフローラグローとゼアキサンチンとアスタキサンチンも含まれていたので。

また今回新たな質問になるのですが、成分を見て調べてたら、ビタミンEが400IU配合されているとのことですが、400以上飲むとあまり体に良くないと書かれているサイトが多いので、もう少し少ない方がいいのかな？と思ったのですが、健康面ではどうでしょうか？

サンフラワー油は、種類が2種類あるみたいで、高オレイン酸のハイオレックタイプの物がおススメと沢山のサイトから見つけたのですが、御社はどのタイプですか？

アナトーが成分に配合されていますが、アナトー色素のことでしょうか？添加物になりますか？

体の害については大丈夫でしょうか？

【Ａ4】●ルテインの登録商標成分フローラグローの配合量について
本製品に配合されているルテインは、ケミン社フローラグロー（FloraGLO）を100%使用しております。

●ゼアキサンチンについて

本製品に配合されているゼアキサンチンは、登録商標成分のゼアワン（ZeaONE）ではございません。

サプリメントに配合されているゼアキサンチンは大別して、マリーゴールド由来の天然ゼアキサンチンと、合成のメゾゼアキサンチンが存在します。

本製品に配合されているゼアキサンチンはゼアワンと同様、前者になります。

天然ゼアキサンチンは加齢黄斑変性に対する働きを検証した米国での大規模な臨床試験AREDSのフォーミュラの1つで、100以上の臨床試験で黄斑変性の改善に役立つという結果が明らかとなっています。

●アスタキサンチンについて

アスタキサンチンも目の健康に役立つ抗酸化成分の1つです。

本製品にはアスタキサンチンは配合されておりませんが、AREDSのフォーミュラであるルテイン、ゼアキサンチンにフォーカスし、配合量も臨床試験で使用された配合量をしっかりとカバーするよう設計しています。

●ビタミンEについて

前述の臨床試験AREDSで検証されたフォーミュラが、米国の眼科医にも推奨されており、市販されている目の健康のためのサプリメントのフォーミュラの基本となっています。

弊社でもそのフォーミュラに合わせ、ビタミンEの配合量を1日推奨摂取量400IUに設定しております。

●ビタミンEの過剰摂取と注意事項

ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、過剰に摂取すると体内に蓄積します。

日本人の食事摂取基準（2015年度版）によると、ビタミンEの上限摂取量は国際単位（IU）に換算すると、成人男性 1192～1341IU、成人女性 969～1043IUとなりますので、本製品1日あたりのビタミンE（400IU）は過剰摂取とはなりません。

しかしながら、ある大規模研究では、ビタミンEのサプリメント（400 IU/日）を数年にわたり摂取した場合、前立腺癌の発症リスクが上昇する、という結果が出ました（厚生労働省「統合医療」情報発信サイトより）。

お客様の性別、年齢がわかりかねますので明確にはお答えできませんが、中年男性である場合、高用量のビタミンEを摂取する際には医師にご相談することをおすすめします。

また、ビタミンEやその他の抗酸化物質は、化学療法や放射線療法と相互作用する可能性がありますので、ご注意ください。

●サンフラワー油について

本製品の成分表示に記載されているサンフラワー油は、ゼラチンカプセル封入時に必要な植物オイルです。効能を期待して配合されているものではございません。

●アナトーについて

アナトーはベニノキの種子から抽出される色素で、黄色～赤色の食品添加物です。FDA（アメリカ食品医薬品局）にて食品としての使用が認められておりますので、どうぞご安心ください。