ビューティー＆ヘルスリサーチ通信

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令和2年も早2か月、春の訪れももうすぐですね。

春になれば暖かくなるので、夏に向けて減量やダイエットを始めようと考えている方もいるでしょう。

もちろん暖かい方が体も動かしやすいですし、汗もかきやすいので減量しやすいと思うかもしれません。

しかし汗を多くかいても、水分を補給すれば体重はすぐ元に戻ります。

減量に大切なのは汗の量ではなく、いかに多くのエネルギーを消費するかです。

実は、暖かく汗をかきやすい時期よりも、まだ寒さの残るこの時期の方が減量には向いているのです。

その秘密が「褐色脂肪細胞」です。

今回はそんな減量やダイエットに有益な褐色脂肪細胞のお話です。

1. ダイエットの味方、褐色脂肪細胞とは？
2. 低温が褐色脂肪細胞を増やし、活性化させる
3. 褐色脂肪細胞を増やす3つの方法

1. ダイエットの味方、褐色脂肪細胞とは？

人間の体には大きく分けて2種類の脂肪細胞が存在します。

1つは皮下や内臓に多く存在し、余分なエネルギーを蓄えておく「白色脂肪細胞」です。

この白色脂肪細胞が肥大化し、数が多くなる状態が、いわゆる肥満です。

そしてもう1つが、脂肪を燃やし熱を生み出すことで体温の調節をする「褐色脂肪細胞」です。

少し前までは、この褐色脂肪細胞は赤ちゃんの頃にのみ、私たちの体に存在し、成長するにつれなくなっていくと考えられていました。

しかし近年では、成人でも肩や胸まわりに限って存在していることが明らかになりました。

最近の研究では、褐色脂肪細胞は低温にさらされると代謝が活性化されることがわかっています。

また、褐色脂肪細胞の数が多い人ほど代謝が速く、より良い血糖コントロール、より高いインスリン感受性を示すこともわかってきました。

そのため、糖尿病などの生活習慣病の予防との関連も注目されています。

通常、成人のカロリー消費は筋肉で行われていますが、褐色脂肪細胞のカロリー消費能力は筋肉の70～100倍だといわれています。

しかし、褐色脂肪細胞の数は加齢と共に減少していき、特に40歳以降では著しく減少するため、これが中年太りの大きな原因になっているとの報告もあります。

つまり、褐色脂肪細胞を増やし、活性化させることでカロリー消費がより高まり、太りにくく痩せやすい体が得やすくなるのです。

2. 低温が褐色脂肪細胞を増やし、活性化させる

私たち人間は、快適な環境の中で体を休めることのできる楽な状態を望みます。

現代の生活では簡単にこの状態を1日中得ることが可能になりました。

朝日が昇ってからゆったりと起き、暖房の効いた車や電車で仕事に行き、エアコンの効いたオフィスで1日を快適に過ごすことができます。

しかし、このような快適な生活が私たちの筋肉を弱らせ、ウエストを太くしていったのです。

快適な温度環境のもとでは交感神経の活動が低くなり、褐色脂肪細胞の熱産生も弱まります。

そのためエネルギー消費が減り、肥満になりやすくなるのです。

逆に寒い環境に身をおくと、交感神経の活動が高まり、それにともなって褐色脂肪細胞も活性化し、体温が下がりすぎないように強い熱産生が起こります。

体温を維持するために体が一生懸命働くと、夏場よりも多くのエネルギーとカロリーを消費します。

興味深いことに、7月から11月の間に生まれた人は、1月から6月の間に生まれた人よりもかなり活発な褐色脂肪細胞を持っていることが、研究者によって発見されました。

言いかえると、寒い時期に母親が妊娠して生まれてきた子どもの方が、暖かい時期に母親が妊娠して生まれてきた子供よりも活発な褐色脂肪細胞を持っているということです。

また、暖かい熱帯気候の地域に住む人に比べて、寒い地域に住んでいる人の方がより多くの褐色脂肪細胞を持つことも確認されています。

つまり、褐色脂肪細胞が活性化する冬こそが、減量に最適な時期なのです。

3. 褐色脂肪細胞を増やす3つの方法

減量だけでなく、糖尿病にも効果がみられる褐色脂肪細胞。

それでは、この褐色脂肪細胞を増やすにはどうすればよいのでしょうか？

低温で活性化するのはわかりましたが、1年中寒い地域に引っ越すのは現実的ではありませんよね。

ここでは褐色脂肪細胞を増やし、活性化を促す3つの簡単な方法を紹介します。

1． 低温に体をさらす

多くの研究で低温に体をさらすと褐色脂肪細胞が活性化することがわかっています。

自宅でできる体を低温にさらす簡単な方法です。

▪ 1日30分間、背中と胸の上部にアイスパックをおく
▪ 冷たいシャワーを浴びる
▪ 週に3回、10分間、腰まで氷水につかる

2． 運動

マウスを使った研究では、動物が単に運動するだけで白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変換することが明らかになりました。

この研究では、運動中に動物の筋肉がイリシンと呼ばれる酵素を放出し、それが白色脂肪細胞の褐色脂肪細胞への変換を引き起こしたことがわかりました。

予備研究では、人の運動後の有益な脂肪の「褐色化」も認められています。

3． メラトニン

メラトニンは褐色脂肪細胞と同じ働きをする「ベージュ」脂肪細胞の出現を刺激します。

このことから一部の研究者は、メラトニンが代謝と体重コントロールに役立つ理由を説明できるかもしれないと考えています。

睡眠不足が肥満と関連していることは多くの研究で証明されており、睡眠が十分に取れていない場合は、メラトニンの生産量も標準に達していない可能性があります。

その場合は運動をする、午後のカフェインの摂取を控える、部屋を暗くするなどしてメラトニンの生成を刺激することをおすすめします。

今年の冬は暖かい部屋に閉じこもっているのではなく、適度に体を寒さにさらして褐色脂肪細胞を増やしましょう！

それでは、次回【Vol.52】でまたお会いしましょう。

【Ｑ1】現在、高血圧対策で降圧剤を飲んでいます。

リコピンがいいそうで、トマトジュースも毎日飲んでいます。

動脈硬化対策でEPA・DHAサプリメント、整腸対策でカラダカルピスとビフィズス菌サプリメント、抜け毛対策でフィンペシアも飲用しています。

ほかには、定期健診でチラーヂンS錠とコレステロールの薬を処方されています。

あまりにも種類が多く、減らしたいのですが、ドクターズチョイスのL-アルギニン5000プラスを飲用するとすれば、上記のなかで成分が重複するものはどれになるのでしょうか？

あくまでも目的は摂取しているサプリメントの種類を減らしたいということです。

【Ａ1】誠に申し訳ございませんが、他社商品に対しての効果効能や飲み合わせにつきましては、弊社では回答できかねますことを何卒ご了承くださいませ。

ただし、1つだけ申し上げますと、市場で販売されている加工製品につきましては、体に必要な栄養成分が十分入っていない場合が多い上、化学成分（人口甘味料や化学調味料）が多く入っている場合もありますため、過剰摂取は避けていただいた方がよろしいかと思います。

ドクターズチョイスのL-アルギニン5000プラスの摂取についてですが、L-アルギニンには血管を弛緩させる働きがあり、血圧を下げる可能性があります。

降圧剤を服用されているとのことですので、L-アルギニン5000プラスは少量から始められ、血圧に影響がないかどうかを確かめられながら、徐々に摂取量を増やすようにしてください。

めまいやふらつき、倦怠感、手足の冷えなどが感じられる場合は、摂取は中止するようにしてください。

【Ｑ2】父親が血糖値測定器を探しており、御社の商品に興味をもって拝見しました。

つ質問があります。

1.　関税は御社で負担していただけると記載がありますが、これは個人輸入にあたるのでしょうか？

2.　日本では試験紙は対面でなければ購入できないものらしいですが、輸入であれば、許される「からくり」のようなものがあるのでしょうか？

3.　通常一万円程度する測定器が無料で頂けるのはなぜですか？

以上、ご回答よろしくお願い致します。

【Ａ2】1つずつ回答させていただきます。

1.　通常、お客様がおっしゃる通り輸入者が関税を負担するのが一般ですが、弊社では気軽に弊社サイトでご購入いただけるよう、弊社が関税を負担しております。

なお、お客様が個人的な目的で弊社サイトより商品を購入される場合、個人輸入とみなされます。

2.　日本国内においては、対面でのみセンサー紙の購入が可能ですが、アメリカでは薬局やインターネットで購入が可能です。

また、アメリカからの発送の場合、2か月分と規制されておりますが、個人使用の範囲であれば、インターネットでご注文いただければお届けが可能です。

通関でも許可が下りますため、多くの方にご利用いただいております。

3.　こちらは弊社のキャンペーンの一環でございまして、できるだけお求めやすい価格で商品をご提供し、安心して長くご使用いただきたいという理由から、血糖値測定器を無料で提供させていただいております。

【Ｑ3】女性ですが、妊活としても血流が良くなるからオススメとアドバイスをいただき、L-アルギニンプラスを2袋飲み終える頃です。

すると、初めて生理前に生理のような出血があったり生理も長く出血が多かったように思います。

痛みもなく、基礎体温も異常はないので、問題は出血で、考えられるきっかけはアルギニンなのですが、こういう症状はあり得ますか？

【Ａ3】アルギニンを摂取することは、子宮内膜が薄い、月経周期に異常がある、あるいは無月経の女性の子宮の血流を改善するのに役立つと言われています。

ある研究では、子宮内膜が8mm以下の患者にアルギニン1日6gとビタミンEを与えた小規模の実験の結果、被験者の子宮内膜の厚みが増しました。

月経量についての考察はありませんが、子宮内膜の厚みが増せば、経血量も増えるのではないかと予想されますが、正常な子宮内膜の方に対する働きについては明確ではありません。

結論として、経血量が増える可能性は考えられますが、お客様のお体の状態について明確に診断することはできませんので、一度アルギニンを減量もしくは中止し、なお、不正出血がみられるようであれば、専門医を受診するようにしてください。