ビューティー＆ヘルスリサーチ通信

こんにちは、商品開発チームの中村です。
9月も終わり、いよいよ秋本番。

日本では多くの食材が旬を迎え、夏バテで低下していた食欲も回復する頃、そう、「食欲の秋」ですね。
そんな「食欲の秋」に欠かせない旬の食材の1つが“さんま”です。

価格の優等生といわれるさんまは、実は栄養価も優秀。

がんや心疾患、生活習慣病予防などに効果があるとされている、「オメガ3脂肪酸」と呼ばれる脂肪酸を豊富に含んでいるのです。

さらに最近の研究で、この「オメガ3脂肪酸」が不安症状の軽減に役立つこともわかってきました。

今月は今が旬の食材、さんまにも含まれる「オメガ3脂肪酸」の不安症状の軽減についてお送りいたします。

◎コロナ禍で不安を抱える人が増加

新型コロナウイルスの感染拡大が始まってからすでに1年半。

ワクチンの接種も進み、それなりに収束の方向に向かいつつも、変異株の出現などによりいまだにその出口が見えてきません。

そんな中で新型コロナウイルスは多く人のメンタルヘルスにも影響を及ぼしています。

昨年行われたメンタルヘルスに関する調査で、「何らかのうつ・不安の問題がある」「うつ病・不安症が疑われる」と回答した人は全体の半数以上を占めました。

これは一昨年の同調査から約20%の増加となっています。

その要因は、「感染への不安」「日本経済への不安」「社会交流・外出の減少」などとなっており、男女間でも違いが見られます。

女性は、「生活費の増加」「物品の確保」といった、収入のやりくりや生活面で不安を抱える傾向があります。

一方、男性は「収入や会社業績の不安」「労働スタイルの変化」など収入や仕事面での不安が多くなっています。

たかが「不安」と、思われるかもしれませんが侮ってはいけません。

不安は生活の質や社会機能を低下させ、死亡リスクの上昇にもつながることが分かっています。
不安を軽減するには、その状況をポジティブに考えることが大切と専門家は言いますが、そう簡単なら、誰も不安に悩まされることはないですよね。

そこで現在注目を集めているのが、オメガ3脂肪酸の抗不安効果です。

◎オメガ3脂肪酸の抗不安効果

オメガ3脂肪酸とは、魚油に含まれるDHAやEPA、エゴマや亜麻種子などの植物油に含まれるα-リノレン酸などの脂肪酸の総称です。

その健康効果は血流改善やコレステロール値の低下、アレルギー抑制、認知症の予防・改善、胎児の脳の成長・発達効果、関節リウマチの改善、視力の回復など多岐にわたります。

近年、注目が高まっているのが不安症状の改善で、これに関する研究も増えています。

約20件の臨床試験を解析したデータによると、オメガ3脂肪酸を1日に2,000mg以上摂取した場合に不安を和らげる効果がみられ、身体疾患や精神疾患などを抱えている人を対象にした場合はさらに効果が高いことが示されました。

このように有益なオメガ3脂肪酸ですが、体内では作ることができないため、意識して食品から摂取する必要があります。

オメガ3脂肪酸は秋の味覚、さんまを始め、あじ、いわし、さばなどの青魚に多く含まれていますので、積極的に食べたいものです。

しかしながら、臨床試験で効果があるとされる1日2,000㎎を毎日摂取するのはなかなかハードルが高いもの。

さらに、オメガ3脂肪酸は熱に弱く、煮たり焼いたりという調理の過程で、20%ほど流れ出てしまうので、実際には必要量が摂れていないことも。

そこで、おすすめしたいのがサプリメントでのオメガ3脂肪酸の摂取です。

◎オメガ3サプリメントの選び方

手軽にオメガ3脂肪酸を摂取できるサプリメントですが、市場にはさまざまなオメガ3サプリメントが出まわっています。
安価なものを摂取すると逆効果な場合もありますので、以下の基準を満たしているサプリメントを選ぶことをおススメします。

▪ 含有量
臨床試験で効果が認められる2,000㎎を1日分で摂取できるかを確認しましょう。
効果を感じられるかどうかは、この含有量によるところが大きいので、先ずは一番重要なチェックポイントです。

▪ 安全性
オメガ3の原料となるフィッシュオイルには海洋汚染物であるダイオキシンやPCBが含まれますが、通常、フィッシュオイルの精製段階で除去されます。しかし、原料の精製過程に問題があれば、有害物質が残留し、それを摂取すれば効果を得られるどころか、逆に健康被害が生じてしまいます。
そのため、第3者機関などで安全性が評価・確認されているサプリメントがおすすめです。

▪ 安定性
オメガ3脂肪酸は熱や酸素に触れることによって油脂成分が変質し、品質が変わってしまう「酸化」を非常に起こしやすい性質を持っています。酸化が進むと油は毒性を持ち、摂取すると健康を損ねる可能性があります。
原料中の過酸化物を検査することで、酸化レベルが評価され、酸化レベルが低いほど原料が酸化しにくく、安定していることが分かります。

▪ 重金属
フィッシュオイルの原料となる魚には、オメガ3脂肪酸だけでなく、水銀、鉛、ヒ素といった重金属の濃度も気になるところ。特にくじら、マグロなどの大型魚はオメガ3脂肪酸も豊富に含まれていますが、水銀などの濃度も高いので注意が必要です。
多くのオメガ3サプリメントは水銀濃度の高い魚を原料としていませんが、第3者機関による重金属濃度のチェックを行っていれば、より安全なサプリメントといえます。

これらの条件を満たすサプリメントであれば、安全かつ効果もしっかり実感できるでしょう。

ドクターズチョイスでは、フィッシュオイル業界の権威である第3者機関、IFOS(国際フィッシュオイル基準）が行った上記の各検査で、基準を全てクリアした高純度フィッシュオイルサプリメント「プレミアムオメガ3」をご用意しています。

コロナ禍の不安軽減に、また生活習慣病の予防、ドライアイや視力の回復など、あなたのニーズに合わせて効果がしっかり実感できるドクターズチョイス 「プレミアムオメガ3」をぜひお試しください。

それでは、次回【Vol71】でまたお会いしましょう。

【Ｑ1】男性が葉酸を飲んでも妊活に効果はありますか？

【Ａ1】葉酸は女性だけではなく、男性も摂取可能です。葉酸の働きとして近年、認知症発症予防、心筋梗塞予防としても期待されている成分です。また、男性が葉酸を適正量摂取することで、精子の質を高めるという研究結果も出ています。

【Ｑ2】ヨウ化カリウム液とポビドンヨード液の違いはなんですか？

【Ａ2】ポビドンヨード液は、ポリビニルピロリドンとヨウ素の複合体の水溶液です。うがい薬や皮膚の塗布用として使用し、けっして飲むことが出来ません。ヨウ化カリウム液は、カリウムとヨウ素からなる無機化合物の水溶液。うがいや皮膚に塗るのはもちろん、水やお茶に薄めて飲むことが出来ます。