【ドクタースコッツ監修】帯状疱疹が新型コロナ禍で増加中!その対策方法とは?自然療法医がお答えします。
新型コロナ禍のいま、帯状疱疹(たいじょうほうしん)でお悩みの方が増えていることをご存じですか?
帯状疱疹は小さな水ぶくれが集まったような炎症が起きる病気です。
しかし、それだけではありません。怖い合併症やつらい後遺症を発症する場合もあるので、予防が大切です。
この記事では自然療法医の先生に帯状疱疹対策を詳しく聞きました。
ワクチンを打つと帯状疱疹になるってほんと?
2021年11月15日にアメリカで発表されたデータでは、コロナウイルスワクチン接種後に帯状疱疹ができた例が6,400件あったと報告されています。
帯状疱疹を持っていない方が、コロナウイルスワクチンを接種したからといって発症したという例はありませんが、過去に帯状疱疹もしくは水痘を発症した方が何等かの原因でコロナウイルスワクチン摂取後に再発を経験しています。
帯状疱疹を発症する人が増えた理由として、コロナ禍での「ストレス」「鬱」が挙げられています。
また、新型コロナウイルス蔓延によって、人との接触が減ったことで、水痘・帯状疱疹ウイルスに触れてこのウイルスに対する免疫力が活性化する機会が減ってしまったことで、現在、帯状疱疹になるリスクが上がっているともいわれています。
帯状疱疹が発症するまで
発症の1週間前~数日前 | 赤い皮膚の炎症が現れる1週間ほど前からかゆみ、ムズムズ感、ピリピリした痛みが感じられます。 |
発症から2週間後くらいまで | 赤い皮膚の炎症とともに小さい水ぶくれが現れ、強い痛みが感じられます。水ぶくれの内容物が透明な液体から膿になったり、水ぶくれが破れたりしながら、皮膚が徐々にただれていきます。 |
発症から2週間後~4週間後 | 皮膚のただれが徐々にかさぶたになっていきます。たいていの場合発症から1か月以内に痛みも和らぎます。 |
それ以降 | 皮膚の炎症が治まった後も、まれに痛みが残る場合があります。痛みが数か月単位で、場合によっては数年間にわたって再発する場合があります。この状態を帯状疱疹後神経痛と言います。 |
帯状疱疹は再発するの?
帯状疱疹にかかったことのある人のうち約5パーセントの割合で再発すると言われています。
なお、帯状疱疹になった後は水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスに対する強い免疫ができるので、数年たって忘れたころに再発することがあります。
帯状疱疹になりやすい人は?
- 50歳以上の方
- 子育てをしている方
- 疲労、ストレスのある方
- ほかに病気のある方
- 薬剤を投与していて免疫力が下がっている方

帯状疱疹になるリスクはどれくらい?
水痘・帯状疱疹ウイルスは90%の人が持っていると考えられており、そのうち3人に1人が80歳までに帯状疱疹を発症すると言われています。
怖い帯状疱疹の合併症と後遺症
帯状疱疹の症状である水ぶくれや赤みなどが引いた後も、皮膚に痛みが残り続けると帯状疱疹後神経痛と診断される場合があります。
50歳以上で帯状疱疹になる人の5人に1人が帯状疱疹神経痛になると言われています。
首から上の帯状疱疹は要注意!
首から上の帯状疱疹を発症した場合には注意が必要です。
なぜなら、水痘・帯状疱疹ウイルスが神経を傷つけることで、以下のような取り返しのつかない合併症を引き起こすことがあるからです。
耳鳴り・難聴
角膜炎・網膜炎・失明
顔面神経麻痺
脳炎
最悪の場合、死に至ることもありますので、早めに対処することが大切です。
帯状疱疹は予防&早期治療が大切
以上で示した通り、帯状疱疹になると皮膚が痛くてツライ病気です。また、重症化すると死に至ることもある恐ろしい病気ですので、帯状疱疹の予防と、帯状疱疹を発症したら早期治療が大切です。抗ウイルス薬も発症から3日以内の投与が望ましいとされています。
いままで帯状疱疹を発症していない方で、体がムズムズ、ちくちくしたら、すぐにかかりつけの医師にご相談ください。
では、帯状疱疹の予防と対策はどうすればいいのでしょうか?
ビューティーアンドヘルスリサーチ社のアドバイザーで自然療法医のスコッツ先生にポイントを聞いてみました。
この記事の監修ドクター
自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生
ブラジルのリオグランデドスル・カトリック大学認定の自然療法専門医。アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国で認定された国際免許を取得しており、専門医として自然由来のサプリメントに関する知識と精密な現代科学のデータを組み合わせて診断や治療を行っています。自身のフィットネスインストラクターとしての16年間の経験を活かし、多くの患者が抱える肉体的な問題だけでなく、精神的な問題も含めて、自然由来のサプリメントを用いた新しい“先見的な予防医学”にも注力しています。
自然療法医がおすすめする予防対策
大前提として、帯状疱疹は免疫力が落ちた時に発症しますので、免疫力を落とさない生活習慣を身に付けましょう。
充分に睡眠をとり、1日30分くらいの軽い運動を習慣にしましょう。
また、お食事の内容は高たんぱく、低糖質で食物繊維が豊富、オメガ3脂肪酸などの良質な脂質が豊富な食事・サプリメントを摂ることが大切です。
おすすめのサプリメント
リシン+プラス
帯状疱疹対策にスコッツ先生が特におすすめのサプリメント。
症状が出ている間は1日9粒、再発予防には1日3粒お召し上がりください。
朝起きてすぐの空腹時と就寝前の空腹時の2回に分けてお召し上がりになるとよいでしょう。
ファンガクリア
強力な抗ウイルス作用で知られているオレガノオイルを配合。それだけではなく、免疫力を高める天然成分を配合しています。
まさに、医療レベルの天然の抗生剤です。
ヘルペクリーム
帯状疱疹の治りを早めるアミノ酸のリシンと、レモングラスオイル、ペパーミントオイルを配合したクリームです。
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