◆シナモンの働き
シナモンは特にタイプ2の糖尿病に効果があるということが、アメリカ糖尿病協会の学術誌に載りました。(Diabetes Care 2003年12月号)シナモンを40日間摂取したところ、糖尿病者の血糖、血中脂質が改善したというものです。
◆グリーンルイボス
普通のルイボスと比べて10倍ある強力な抗酸化作用で、糖代謝、脂質代謝を改善し、糖尿病の合併症予防をサポートします。
◆マリアアザミの働き
マリアアザミに含まれるシリマリンという有効成分が血糖値やヘモグロビンA1c値を下げ、「インスリンの投与量を減らせる」ほどの効果を発揮したと報告する研究もあります。さらに、その強い抗酸化作用で、神経障害、腎臓病、脂肪肝などの糖尿病の合併症を予防する可能性も示唆されています。
◆タンポポの働き
数々の研究で、タンポポに含まれる成分が、すい臓の細胞レベルからインスリンの分泌を促進し、血糖値を下げることが証明されています。利尿作用があることでも有名な成分です。余分な水分を体外に排出するため、血圧を下げる効果が期待できます。
◆イラクサの働き
イラクサの葉は古くから伝統医療で糖尿病の治療に用いられてきました。現代における研究でもイラクサにはインスリンの分泌を副作用なく促進する作用があり、糖尿病患者の治療への利用が期待されています。
◆ギムネマの働き
インドで2000年以上も前から愛用されてきたギムネマは、インド中南部の樹木に自生する植物です。ギムネマの葉に含まれるギムネマ酸には糖分の吸収を妨げる効果がある為、ギムネマ茶はダイエット目的にも利用されています。
他には
- 甘みを感じなくする
- 甘いものを欲しくなる、あるいは甘いもの依存を抑制する
- 小腸からの糖分の吸収を抑制する
- 便秘に効果的と言われている
ギムネマ酸には抗高血糖の作用があることが科学的に証明されています。また米国特許第6572897号には、インスリン感受性改善および健常な血糖値の維持に、ギムネマ酸が関係していることを証明した臨床研究があります。
◆ゴーヤ(ニガウリ)の働き
ニガウリは昔から消化不良や便秘の解消、血糖値を下げるという目的に飲まれてきました。ゴーヤの苦味に含まれる成分がインスリン分泌促進をすると言われています。ゴーヤに含まれるコロソリン酸は別名、植物インスリンと言われ、成分はインスリンに似たタンパク質です。通常のインスリン注射では、時に低血糖が生じることがありますが、ゴーヤに含まれる植物インスリンの場合は、血糖値を安定させますが低血糖は起こしません。
◆ステビアの働き
甘味料を持つハーブ(甘草)として、砂糖の代わりにダイエット健康食品にも使われています。日本では、2006年に千葉大学の研究報告で、初めて、糖尿病を改善させるためのインスリン抵抗性を改善する働きを持つ事が報告されました。医療の現場でも糖尿病の食事療法には使用されている食品です。