【ドクタースコッツ監修】必須アミノ酸のひとつ「リシン」の効果とは?その効果を得るおすすめの方法
ヘルペス対策・改善の効果で知られているリシン(Lysine)ですが、リシンの効果はそれだけではありません。
脂肪を燃焼させたり免疫機能を高めたりする「ミトコンドリア」の活性化において、大切な役割を担っています。
ここでは、リシンを摂取することの大切さをお伝えします。
リシンでミトコンドリアを元気に
私たちの体は37兆もの細胞からできています。そして、細胞は「細胞小器官(さいぼうしょうきかん)」といわれるもので成り立っています。
細胞小器官には、いくつか種類があります。
遺伝情報を格納した細胞核、タンパク質の合成や分泌を促すリボソーム、タンパク質を消化するリソソームなど、そして、私たちが生きていくために必要なエネルギーを作る「ミトコンドリア」 です。
ミトコンドリアとは
ミトコンドリアとは、私たちの体内にあるほとんどの細胞に存在する細胞小器官です。ミトコンドリアは細胞の空間内で約40%、また私たちの体重の10%をも占めているといわれています。
私たちが生きていくためにはエネルギーが必要ですが、このエネルギー(ATP)の90%以上を作っているのがミトコンドリアです。
しかし、ミトコンドリアは加齢とともに数が減少し機能が低下するといわれています。そこで、元気で若々しく過ごしていく方法として「ミトコンドリアの活性化」が注目されています。
ミトコンドリアの活性化に必要な成分のひとつが
リシンです。
ミトコンドリアが元気になると期待できること
では、ミトコンドリアが元気になるとどのような効果が期待できるのでしょうか。以下でリシンとミトコンドリアの関係と、ミトコンドリアが元気になると期待できることを解説します。
脂肪燃焼の促進
ミトコンドリアには脂肪を燃焼させる働きがあり、その促進にリシンが関わっていると考えられています。
体に蓄積した体脂肪は脂肪酸とグリセロールに分解され、グリセロールは肝臓で代謝されます。そして、脂肪酸はミトコンドリアに運ばれ燃焼されてエネルギーに変換されます。
このとき、脂肪酸をミトコンドリアに運ぶのに必要なのが「L-カルニチン」です。L-カルニチンの原料のひとつがリシンで、リシンがないとL-カルニチンを作ることができません。このように、リシンは脂肪が燃焼されてエネルギーが作られる過程で重要な役割を果たしています。
免疫機能の向上
ミトコンドリアの活性化は、免疫力の維持においても重要です。
私たちの体には、体内にウイルスや細菌などの異物が侵入したときにこれらを取り除く免疫機能が備わっています。このとき重要な働きをしているのが免疫細胞で、免疫細胞はミトコンドリアが作るエネルギーによって活動を維持しています。
ところが、ウイルスや細菌に対する免疫力は加齢とともに低下してしまいます。そこで、免疫細胞を元気にして免疫老化をできるだけ緩やかにすることが大切です。そのためには、リシンを摂取し、ミトコンドリアで十分なエネルギーが作られることが重要なのです。
リシンの効果を最大限に得る方法
ここまでリシンの働きを紹介してきました。毎日健康に過ごすためにはミトコンドリアが十分に機能することがポイントで、それにはリシンの存在が欠かせないことがお分かりいただけたかと思います。
ここではリシンの働きを最大限に得る方法をお伝えしましょう。
それは「リシンを毎日摂取すること」です。
リシンは体外からの摂取が必須
リシンはアミノ酸の一種です。私たちの体はタンパク質からできていますが、タンパク質はアミノ酸によって構成されています。
アミノ酸には、必須アミノ酸と非必須アミノ酸の2種類があり、リシンは必須アミノ酸のひとつです。非必須アミノ酸は体内で作ることができますが、必須アミノ酸は体内で作ることができず、食事で取り入れる必要があります。
毎日摂取することが重要
リシンをヘルペス対策で飲んでいる方は多いかと思いますが、大切なのは毎日摂取することです。
ヘルペスは残念ながら完治する症状ではありません。しかし、リシンを飲んで症状が落ち着くと「リシン+プラス」の摂取をストップしてしまい、ヘルペスが再発したという方もいるようです。
症状を落ち着かせ、脂肪燃焼や免疫機能の向上を目指すために重要なのは、毎日継続してリシンを摂取することです。
リシンは、1日あたり体重1kgにつき30mg摂取することが推奨されています。例えば体重50kgの人であれば1日あたり1500mgのリシンを摂取することが必要ということです。リシンは肉や魚、大豆製品に多く含まれますが、食生活が乱れているとリシンの推奨摂取量が取れていない可能性があるでしょう。
リシンが不足すると、次のような症状が現れます。
ドクターズチョイスの「リシン+プラス」では、3粒でリシンを1000mg摂取できます。余分な脂肪を燃焼してウイルスなどにも負けず元気に過ごすためにも、「リシン+プラス」で毎日しっかりリシンを補うことをおすすめします。
「リシン+プラス」のここがすごい
ドクターズチョイスの「リシン+プラス」には、リシンの他にビタミンCと亜鉛が含まれています。
ミトコンドリアの活性化にとって、ビタミンCと亜鉛も欠かせない栄養素です。
ビタミンCがミトコンドリアを保護
ビタミンCには、ミトコンドリアを保護する役割があります。ビタミンCには、活性酸素で細胞が傷けられる酸化ストレスから細胞を守ったり活性酸素を除去したりする抗酸化作用があります。
ミトコンドリアは、体にある約95%の酸素を使ってエネルギーを作っているのですが、この過程で1〜3%は活性酸素に変換されてしまいます。実は、体内で発生する活性酸素の90%がミトコンドリアで発生しているといわれています。
活性酸素は過剰になると細胞を傷つけることが知られていますが、ミトコンドリアから生まれた活性酸素は、ミトコンドリア自身も傷つけてしまいます。このとき、ビタミンCがあると、活性酸素からミトコンドリアを保護する作用が働くことが期待できます。
亜鉛がミトコンドリアの働きに関与
- ミトコンドリアの抗酸化酵素の働きをサポート
体内には、活性酸素によるダメージを抑制する代表的な酵素があり、ミトコンドリア内にも存在します。この抗酸化酵素の働きにはタンパク質と銅や亜鉛、マンガンといった金属が必須です。
つまり、亜鉛はミトコンドリアにある抗酸化酵素の働きにおいて必須の栄養素です。 - ミトコンドリアのアポトーシス誘導に関与
ミトコンドリアには、細胞死(アポトーシス)を誘導する働きがあり、亜鉛はこのミトコンドリアの働きに関与しているといわれています。
細胞の死に方には、細胞が傷ついて死んでしまう「ネクローシス」と細胞自ら死んでいく「アポトーシス」があります。ネクローシスは事故的細胞死ともいわれ、感染や損傷等による細胞死です。細胞が破壊されてしまうため炎症反応などが起こります。一方のアポトーシスは、細胞によってもともとプログラムされている細胞死であり、プログラム細胞死ともいわれます。またアポトーシスは炎症を起こしません。
細胞のアポトーシスによって不要な細胞が細胞死に至り、新しい細胞が作られています。また、アポトーシスによって元気な細胞に細菌やウイルスなどの感染が広がることを防いでいます。私たちが健康に過ごすために、ミトコンドリアによるアポトーシスは大切なメカニズムです。
前立腺細胞は、亜鉛を蓄積する機能を持っています。ある研究によって亜鉛が蓄積した前立腺細胞では、亜鉛がアポトーシスの誘導に関与していることが示されています。
いかがでしたか。「リシン+プラス」には、リシンだけではなくビタミンCと亜鉛が含まれており、いずれもミトコンドリアの働きを活性化するのに大切な栄養素であることを紹介しました。
「リシン+プラス」のすごいところはヘルペス対策に留まらない点です。ミトコンドリアを元気にすることにも有効とわかり、飲み続けていきたい!と思われた方もいるのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、効果を実感していただくためのポイントは「毎日飲み続けること」につきます。「リシン+プラス」の摂取をぜひ習慣化してみてくださいね。