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【ドクタースコッツ監修】PMSによるイライラや不安感といった精神的な症状はもちろんのこと、腹痛や腰痛、頭痛などの「痛み」に対しても即効性を感じる人が多く存在します。
この記事の監修ドクター
自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生
ブラジルのリオグランデドスル・カトリック大学認定の自然療法専門医。アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国で認定された国際免許を取得しており、専門医として自然由来のサプリメントに関する知識と精密な現代科学のデータを組み合わせて診断や治療を行っています。自身のフィットネスインストラクターとしての16年間の経験を活かし、多くの患者が抱える肉体的な問題だけでなく、精神的な問題も含めて、自然由来のサプリメントを用いた新しい“先見的な予防医学”にも注力しています。
PMS(月経前症候群)とは?
PMSは「premenstrual syndrome」の略で、生理前1~2週間ほど続く心身の不調を指します。月経前症候群や月経前緊張症とも呼ばれ、多くの女性が毎月悩まされている生理前の不快症状です。通常、生理が始まるとPMSの症状は消失しますが、なかには「生理痛が酷くて気分が滅入る」「めまいや貧血のせいで何もできなくなる」といった女性も少なくありません。
PMSの原因は、ホルモンバランスの変動にあるといいます。排卵が起きると、受精卵が着床するための準備として子宮内膜が1センチ程度の厚さになりますが、着床が起こらなければその内膜は血液と一緒に身体の外へ排出されます。
この一連の流れが起きている月経前には、エストロゲンというホルモンが低下して肉体的にも精神的にも不安定な状態になりやすいため、PMSが引き起こされると考えられているのです。
PMSの自覚症状にはさまざまなものがありますが、イライラ感、不安感、感情の起伏が激しくなる、落ち着きがなくなる、怒りっぽくなる、憂うつ感、集中力の低下、やる気がなくなるといった精神的な症状が代表的です。
また、身体的には、下腹部痛や腰痛などの「生理痛」をはじめ、のぼせ、頭痛、めまい、不眠、関節痛、食欲増進、むくみ、吐き気のような不快な症状がつきまといます。
これらのPMS症状には個人差があり、生理周期や体調、ストレスの有無などによっても大きく異なります。
PMSの症状はアロマで緩和される?
PMSではさまざまな不快症状が襲いかかるため、仕事や日常生活を思うようにこなせなくなってしまう女性も多いでしょう。また、PMSでイライラしたり情緒不安定になったりすると、人間関係でも思わぬトラブルを招いてしまうことも珍しくありません。
本来であれば、生理前や生理中にはゆったりとした気分で休むことが理想ですが、忙しい現代社会に生きている女性たちは、なかなかそうもいかないものです。
そのような方におすすめしたいのが、アロマによるPMS改善です。PMSは病院でも治療を行っていますが、漢方や低用量ピルなどの処方薬が体質に合わず、副作用によって治療を断念してしまう人も少なくないといいます。
しかし、アロマオイルであれば薬物療法のような副作用に悩まされることはありません。
アロマテラピーは、エッセンシャルオイル(精油)を用いて、身体や心のバランスを整えながら、私たち人間が本来持っている自然治癒力や抵抗力を引き出す療法です。
最近では、病院やクリニックなどでもアロマテラピーを取り入れることが増えており、そのリラックス効果が広く愛されるようになってきています。
アロマテラピーに使用される精油の種類は数多く存在するため、自分の状態や症状に合わせて選択したり、ブレンドしたりすることも可能です。基本的には、「いい香りだな」「自然とリラックスできるな」と感じられる香りを選ぶのが良いとされています。
アロマオイルには、PMSによって不安定になった心を落ち着かせる効果や、ゆったりとした眠気を誘う効果、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。さらに、下腹部の不快な張り感、下腹部痛、頭痛、腰痛、むくみなどを緩和するエッセンシャルオイルも豊富にあります。
PMSの症状で悩んでいる女性は、アロマの力を借りて「毎月訪れる辛い期間」を少しでも快適に乗り切ることをおすすめします。
PMSにアロマが効く理由は?
辛いPMSの症状にアロマオイルが効果的な理由は、「香り」にあります。もちろん、アロマテラピーで使用される精油にはさまざまな成分が含まれていますが、その香りを嗅ぐだけでも症状を緩和する効果があるといわれているのです。
私たち人間には、「五感」というものがあります。視覚、聴覚、味覚、触覚、そして香りを感じる嗅覚です。実は、五感のなかでもこの「嗅覚」だけは大脳新皮質を経由せず、大脳辺緑系に直接伝わります。
大脳辺緑系というのは、感情や記憶、食欲といった人間の本能機能を司っている部分です。この付近には、ホルモン分泌を行う脳下垂体や、自律神経の中枢である視床下部が存在しているため、嗅覚の刺激が大脳辺緑系に伝わると「頭で考える」よりもずっと早く、身体と心が反応をみせるといわれているのです。
ふと香りを嗅いで、とても懐かしい気持ちになったり、ある日の記憶が蘇ってくるような経験をしたことがある方も多いでしょう。これは、香りが大脳辺緑系や脳下垂体、視床下部にダイレクトに働きかけることによって起こる現象です。
このように、アロマの香りが自律神経や感情、ホルモンへ直接作用しながら、PMSの辛い症状を緩和できるのです。
また、アロマテラピーは即効性も魅力のひとつです。悩んでいるPMSの症状と精油の相性がぴったり合えば、非常に早く効果を実感することができます。早い人では、アロマオイルの使用から約20分程度で症状の緩和を感じられるでしょう。
即効性の理由は、呼吸によって鼻や口からアロマオイルの「香り成分」が肺に取り込まれ、肺から血液に流れ込んで全身を巡るからだといわれています。アロママッサージでオイルを皮膚に塗った場合にも、リンパ管や毛細血管からアロマの芳香成分が吸収されて、一気に全身へ運ばれるのです。
いろいろなルートからアロマ成分がすばやく浸透していくため、心と身体の不調をスピーディーに解消できるのです。
PMSに効果的なアロマオイルの種類
PMSの諸症状には、ラベンダー、クラリセージ、ゼラニウム、イランイラン、ベルガモット、パチュリ、ロマンカモミール、ジンジャー、シダ―ウッド、ビターフェンネルなどのアロマ精油が効果的です。
特に、クラリセージには女性ホルモンの「エストロゲン」に似た成分が含まれているため、PMSで乱れたホルモンバランスを整える効果が期待できます。また、気分的な落ち込みや情緒不安定な心を癒し、心身の不調を緩和してくれるのでおすすめです。
ただし、妊娠中の女性はクラリセージをアロマとして取り入れるのは避けてください。子宮の収縮作用があるため、分娩時のアロマテラピーとして使われることもある精油です。
それほど女性のホルモンや身体に大きな影響を与えるものなのです。
ゼラニウムやラベンダーは、女性に人気のアロマオイルの代表格ですが、自律神経を整えてPMSを改善する効果があります。リラックス作用も高いため、「生理前にはイライラしてしまう」「寝つきが悪くて困ってしまう」といった女性には、ぜひ試してほしいエッセンシャルオイルです。
その他、イランイランやベルガモットは、PMSによる気分の落ち込み、憂うつ感、やる気のなさを解消してくれる効果があります。
このように、PMSに効くアロマオイルはさまざまな種類があります。目的や症状に合わせて、複数の精油をブレンドしたものを選ぶと、より高い効果を実感できるはずです。
また、香りの好みは個人差があるため、自分自身が「心地よい香りだ」「リラックスできる」と感じられる精油を選ぶことが何よりも大切でしょう。
あまり好きな香りではないのにも関わらず、「効果があるから」と我慢して使用する必要はありません。
低用量ピルでのPMS治療にはどんな副作用がある?
PMSの治療では、低用量ピルを用いたホルモン療法が一般的です。この治療法では、ピルを服用することによって「妊娠しているときと同様のホルモンバランス」をキープし、PMSの症状を緩和していきます。実際に、ほとんどの人が「ピルを飲む前より明らかに楽になった」「重度の生理痛も改善された」と話すほどです。
しかし、低用量ピルにも副作用があります。めまい、頭痛、体重増加、吐き気、嘔吐、不正出血といった症状があらわれ、PMSより身体がしんどくなってしまうケースも少なくありません。
これは、低用量ピルに含まれる黄体ホルモンと卵胞ホルモンの影響によるものです。
通常であれば3か月程度で身体がホルモンに慣れてくるため、これらの症状は消失しますが、いつまでも副作用が落ち着く気配がない場合は、薬が合っていない可能性があります。
低用量ピルには、さまざまな種類があるため「自分に合った薬」を見つけるまでに、かなりの時間を要することも珍しくありません。
また、ピルの重篤な副作用として血栓症があげられます。ただし、10万人に5~6人程度の発症率なので、そこまで心配することはないのですが「命に関わる副作用」として恐れている女性は多いものです。
PMSの治療のために低用量ピルを飲んで、副作用をあまりにも心配し過ぎていると、ごくまれに「不安症」や「自律神経失調症」を起こす可能性もあると言われています。
その反面、アロマによるPMS改善ではこれらの副作用の心配がないのが嬉しいポイントでしょう。低用量ピルが体質に合わなかった人でも、マッサージをしたり、香りを嗅いだりするだけで良いので安心して生活に取り入れることができます。
PMSやPMDDの精神的な辛さをアロマで解消しよう
PMSで悩んでいる女性のなかには、身体の不調だけでなく「精神的な不快感が辛い」といった方も多いでしょう。
また、PMSより重い症状があらわれるPMDD(月経前不快気分症候群)では、強いイライラや不安感、絶望感、抑うつ感などがみられます。アメリカの精神医学会では、PMDDで引き起こされる心の症状を「うつ病」のひとつとして認めているほどです。
重度になると、生理の1~2週間前から自殺願望が出てきたり自傷行為を行ったりして、学校や会社に行けなくなるほどの辛い症状に悩まされるようになります。通常の日常生活を送ることが困難になっている場合には、PMSではなくPMDDを発症している可能性もあるため注意が必要です。
特に、真面目で責任感が強く、我慢強い性格の人は、PMSの症状をひとりで我慢しているうちに、いつの間にかPMDDへ進行しているケースも少なくありません。
このように、PMSやPMDDによって精神的に重い症状が出てしまった場合にも、アロマテラピーは効果的だといわれています。PMDDの場合には、漢方薬や抗うつ薬を用いて治療を行うこともありますが、効果を実感するまでには時間がかかるものです。
その間、辛い症状と闘い続けなければならないため、「今すぐになんとかしたい」と考えている人にとっては非常にしんどいものでしょう。
アロマテラピーによるPMS・PMDD対策では、早い人なら20分程度で症状の改善を感じることができます。そのため、「生理前になると、急に朝起きるのがしんどくなる」「PMSのせいで会社に行くのが辛い」といった人でも、アロマの香りを嗅ぐだけでスッと心が軽くなり、不思議と穏やかな気持ちに切り替わるのです。
PMSを改善するためのアロマ使用方法
PMSの不快な症状を軽減するためには、アロマオイルによるマッサージや芳香浴がおすすめです。前述した通り、精油の香り成分は皮膚からも身体のなかへ浸透していきます。
頭痛が気になるときには、耳の裏や首すじから肩にかけて、しっかりとオイルが浸透するまで優しくマッサージを行いましょう。このとき、ゴシゴシと擦り込む必要はありません。心地良いと感じる程度の力でマッサージすることがポイントです。
同様に、腰痛を感じるときには腰全体をマッサージし、下腹部が痛いときにはお腹の広範囲にオイルをたっぷりと塗って、なでるようにしながらマッサージをしていきましょう。
イライラや抑うつ感、不安感といった精神的なPMSの症状が出ているときには、アロマオイルの香りをゆったりとした気分で楽しむと効果的です。
マッサージの際に残ったオイルを手首に擦り込み、できるだけ深い呼吸で香りを吸い込むようにしてください。
また、ハンカチやティッシュペーパーにアロマオイルを1滴ほど落として枕元に置いて寝ると心が穏やかになり、入眠がスムーズになるでしょう。ディフューザーなどを使用してお部屋のなかに香りを拡散させるのもおすすめです。
おすすめのアロマオイル
PMSの症状には、かなり個人差があります。生理前になると全く眠れなくなってしまう人もいれば、「どんなに寝ても眠気が酷くて仕方ない」といった人もいるほどです。
また、イライラして攻撃的になってしまう日もあれば、憂うつで何もやる気が起きない日があったりと、同じ人でもPMSの症状は不安定であることが少なくありません。
このようにさまざまな症状が出てしまうPMSの場合、1種類のアロマオイルで状態を緩和することが困難だといわれています。
そこでおすすめしたいのが、ドクターズチョイスのPMS専用アロマオイル「PMSフリー」です。
ドクターズチョイス PMSフリー
PMSフリーは、女性のホルモンバランスに効果的だといわれている「12種類の精油」を厳選してブレンドしています。
頭痛や腹痛を緩和するラベンダー、鎮静作用や抗うつ作用があるクラリセージ、PMSや更年期障害に効果的なイランイラン、ストレスを緩和するコパイバ、抗不安作用のあるパルマローザ、緊張感や不安感をほぐすシダ―ウッド、気持ちを落ち着かせるベルガモット、生理痛やイライラを解消するビターフェンネル、生理前の心を安定させるゼラニウム、PMSによる頭痛や神経痛にパワーを発揮するジンジャー、生理前のだるさを取り除くローマンカモミール、女性ホルモンバランスを整えるパチュリが絶妙なバランスでブレンドされており、辛いPMSの症状に対してダイレクトにアプローチしてくれるのです。
まとめ
PMSは、女性の約9割が経験しているというメジャーな症状です。しかし、「生理のことだから人に相談しにくい」「病院に行くほどではない気がする」といった理由から、そのまま我慢し続けてしまう人が多いといいます。
PMSの辛さは、腹痛や頭痛、腰痛などの身体的なものだけではありません。なぜか生理前になるとイライラして人間関係がこじれてしまったり、仕事がうまくいかなくなったりする人は、PMSさえ改善すれば毎月もっと快適に過ごせるはずでしょう。
アロマテラピーでのPMS対策であれば、忙しい人でも通院することなく自宅で手軽にケアすることができます。