弊社の商品開発チームの医師監修
ぜにたむしは自宅で治す!知らなきゃ損する、ぜにたむしの正しい治し方
ぜにたむしに関する基礎知識
*閲覧注意*
本項には患部の症状がわかる画像が含まれています。閲覧される場合は自己責任でご覧下さい。
目次
この記事の監修ドクター
ペインター博士
アメリカテキサス州出身。ブリガム・ヤング大学で運動科学の学位を、パーカー大学ではその博士号を取得。
現在はユタ州ファーミントン市でカイロプラクティックを施術する傍ら、
「国境なき医師団」と協力し、ハイチやドミニカ共和国を含む複数の国で医療の提供にも注力している。
ぜにたむしとは?
ぜにたむしは、真菌(カビ)の一種である白癬菌が皮膚の角質層に寄生することによって起こる皮膚の病気です。
水虫の原因でもある白癬菌は、皮膚や髪の毛であればどこにでも感染します。このうち、手足や股間以外の身体に白癬菌が感染して発症する水虫は「体部白癬」といい、一般的に「ぜにたむし」とも呼ばれています。
また、顔に発症する水虫は顔面白癬といい、欧米ではぜにたむしとは区別されていますが、日本では顔面白癬を体部白癬(ぜにたむし)に含めることが多いようです。
通常は水虫やたむしなどの白癬患者から感染しますが、ときにはネコやイヌなど、ペットから感染することもあります。
ぜにたむしの症状
一般にピンク色から赤色の、縁がうろこ状になっている円形または環状の発疹が現れます。その見た目から輪癬(りんせん)とも呼ばれ、輪の中央は健康な皮膚のような見た目をしていますが、部分的に治っているわけではありません。発疹はときにかゆみを伴います。
ぜにたむしに似たような皮膚疾患もあるため見た目だけでは診断が難しく、ぜにたむしかどうかを確定するには、病院ではがれた皮膚を採取して顕微鏡で観察し、判断します。
ぜにたむし
じんましん
乾癬
ぜにたむしの原因
ぜにたむしは「体部白癬」という皮膚病の俗称で、白癬菌という糸状の真菌(カビ)が原因です。
白癬菌は患部だけではなく患部からはがれ落ちる角質の中でも生き続けることができ、また、そのはがれ落ちた角質に触れるだけでも感染のリスクがあります。
感染ルートとしては次のようなものが考えられます。
白癬菌患者とのフェイスタオルやバスタオルの共用
- ジムや大衆浴場、サウナ、岩盤浴など不特定多数の人が利用する施設の利用
- 白癬菌がいるカーペットや玄関マット
- 枕やシーツの共用
- 白癬菌に感染しているペット
しかし、白癬菌が付着しても24~48時間以内に皮膚から除去すればぜにたむしは発症しないといわれています。
ぜにたむし、いんきんたむし、水虫の違いは?
ぜにたむし、いんきんたむし、水虫、どれも「白癬菌」と呼ばれる同じ種類の真菌(カビ)が身体にとりついて起こる病気です。この白癬菌によって起こる病気をまとめて「白癬」と呼び、体のどの部位に症状が出るかによって呼び名が変わります。白癬はよくみられる病気のため、以下のように俗称が存在します。
つまり、「いずれも同じ白癬菌が原因で生じる病気であるが、どこに症状が出たかによって呼び名が変わる」ということです。
新型水虫とは?
新型水虫とは、ここ数年日本各地で柔道をはじめとする格闘技選手の間で流行し問題になっている、トリコフィトン・トンズランスという新しい白癬菌が原因の水虫のことを言います。トリコフィトン・トンズランスは体・頭に寄生しやすいため、主にぜにたむし・しらくもを引き起こします。
この白癬菌は十数年前より南北アメリカやヨーロッパではしらくもの主な原因菌としてとらえられていましたが、日本では当時数例が報告されるのみでした。しかし、スポーツ交流により2001年以降、日本各地の学生格闘技部員の集団感染が次々と報告されるようになりました。
本症の原因菌であるトリコフィトン・トンズランスは従来日本に存在していた菌株とは異なることが遺伝子解析により判明しており、スポーツを通じて日本に持ち込まれた輸入真菌といえます。また、他の白癬菌と違って、角質層への進入速度が数倍速いことが確認されており、感染力が強く家族・友人にうつりやすく、一度感染すると非常に治りにくいという性質をもっています。
ぜにたむしの一般的な治療方法
ぜにたむしは原因菌である白癬菌を除去することで完治することができます。一般的には白癬菌に有効な抗真菌剤の塗り薬(クリーム、ローション、ジェル、軟膏など)を使用します。
抗真菌剤の塗り薬を1日2回患部に直接塗り、発疹が完全に消えた後(通常2~3週間後)も7~10日間同じように塗り続けます。これは、塗り薬の使用をやめるのが早すぎると、完全に白癬菌を除去できずに発疹が再発する可能性があるためです。
また、白癬菌は症状が出ている部分よりも広範に感染している可能性があるため、薬を塗る際は広めに塗ることがポイントです。
症状の範囲が広かったり、程度が強い場合には内服薬を使用することもあります。
ぜにたむしの市販薬と副作用
ぜにたむしの市販薬には以下のようなものがあり、有効成分によってそれぞれ副作用の可能性も報告されています。
有効成分
ラノコナゾール
市販薬名
- ピロエースZ
- フットガンコーワ
- ウィンダム
主な副作用
皮膚炎、接触性皮膚炎、発赤、皮膚小水疱、皮膚刺激感、皮膚そう痒感、皮膚亀裂、皮膚乾燥、皮膚腫脹
有効成分
塩酸アモロルフィン
市販薬名
- ダマリンエース
- ペキロン
主な副作用
接触皮膚炎、発赤、紅斑、皮膚局所刺激感、皮膚そう痒、皮膚糜爛、皮膚疼痛
有効成分
塩酸テルビナフィン
市販薬名
- ダマリングランデ
- ラミシール
主な副作用
過敏症、発疹、蕁麻疹、血管浮腫、そう痒症、紅斑、湿疹、皮膚乾燥、疼痛、色素沈着
オロナインはぜにたむしに効果なし?
「オロナインH軟膏」といえば昔から軽いやけどや切り傷などに手軽に使える家庭の常備薬として有名ですが、ぜにたむしに効果はあるのでしょうか?
オロナインの成分はクロルヘキシジングルコン酸塩というもので、皮膚への刺激が少ない消毒薬として医療現場でも手や皮膚の消毒に使用されています。オロナインの効能・効果には水虫やたむしの症状の改善も含まれ、ぜにたむしの治療にも使用することができます。
ただし、クロルヘキシジングルコン酸塩は消毒薬の中でも効果が弱く、白癬菌を含む真菌への効果が限られているので、オロナインでぜにたむしを完治させるのは難しいと考えたほうがよいでしょう。
ぜにたむしの正しい治し方
白癬菌の繁殖を防ぐ
まずは、発症してしまったぜにたむしをそれ以上悪化させないためにも、白癬菌の繁殖を防ぐことが大切です。
- 白癬菌は温かく湿った環境を好むため、患部が蒸れないよう通気性の良い素材の服を選んでください。
- 体全体を清潔に保つよう心掛けてください。体を丁寧に洗った後は水分を拭き取り、患部を乾燥させることも大切です。
- 公共の施設を利用した後は、家に帰り次第手や体を丁寧に洗いましょう。家族で白癬菌に感染している人がいる場合はスリッパやサンダル、バスマットなどの共有を避け、部屋をこまめに掃除してください。
- 水分が入っていない軟膏タイプを選び、菌の繁殖を抑えましょう。
白癬菌を確実に殺菌でき、副作用がない塗り薬を選ぶ
次に、白癬菌を確実に殺菌し、副作用の心配のない塗り薬を選ぶことが重要です。
ぜにたむし用の市販薬の多くは一時的にかゆみを抑える働きしかなかったり、抗真菌剤が配合されていて皮膚で良い働きをしている善玉菌までも殺してしまったりすることがあります。善玉菌が死んでしまうと、皮膚上の菌バランスが崩れ、さらに白癬菌が繁殖する要因となります。また、これらの市販薬には多くの副作用も報告されています。
副作用の心配がなく、根本的な原因菌(白癬菌)を99.9%殺菌できる天然成分として、様々な臨床実験でもその効果が証明されている「ティーツリーオイル」が今注目されています。
ウィキペディアの抜粋から、そのティーツリーオイルの殺菌力をご確認ください。
ティーツリーオイルの殺菌力がすごい!
ティーツリー油は、0.5%から1%未満の濃度に希釈した場合でも、幅広い種類の細菌や真菌に対して強い殺菌力がみられ、タンパク質に直接はたらくため耐性菌も発生しにくい。
補完・代替医療に精油を用いたり、せっけんや洗浄剤へ配合するなど幅広く使われている。
フケを防止するためのティーツリーが配合されたシャンプーもある。
歯周病、消毒、傷、火傷、カンジダ、白癬など菌が原因とされる疾患の殺菌を目的として全身に広く用いられる。防臭効果もある。火傷や関節痛の痛みを軽減する。
自然の抗真菌薬として、口角炎などに民間療法で用いられる。
口腔内のすぐれた殺菌作用や口臭予防作用があり、入れ歯の殺菌剤としても有効であった。
ヒトから採取した歯垢にティーツリーを混ぜ、ティーツリーを除いてから培養し10種の菌を観察した結果、ティーツリー1%濃度の液では99.9%が殺菌され、原液では全く菌の発育が観察されなかった。
口腔細菌の発育を抑制し、歯垢形成を抑制する。ティーツリーを配合した歯磨き剤や洗口剤がある。
精油の臨床研究は、主に足白癬に関するものである。水虫や魚の目、タコなどの足の症状60例に対し、38例が顕著な効果、20例に良好な効果があった。
にきびや口腔のカンジダ、皮膚のカンジダ、皮膚炎・湿疹、ヘルペス、爪・股・足の白癬に用いられ、被験者50名のうち1名を除き、症状の完治か顕著な効果があった。
また、医薬品よりも副作用も少なかった。
ウィキペディアより一部抜粋
1日2回、最低2か月間は必ず患部に薬を塗り続ける
薬を塗り始めると2週間ほどでかゆみも治まり、症状も改善しますが、白癬菌は皮膚の奥深くまで根を張るため、奥の菌の根が表皮に出るまでに1~2か月かかると言われています。
肌のターンオーバーは約1か月ですが、1回のターンオーバーでは菌の根がまだ皮膚の中に残っている可能性があるため、最低2か月間は薬を塗り続ける必要があるのです。
ぜにたむしを1日で治すことは不可能ですが、根気強く2か月間薬を塗り続けることで完治できます。
ビオチンを摂取する
「ぜにたむしにビオチン?」と思われるかもしれませんが、ビオチンは皮膚や粘膜の維持、爪や髪の健康に深く関わっているビタミンです。ビオチンが不足するとアトピー性皮膚炎、乾いた鱗状の皮膚炎、脱毛などの皮膚症状が現れます。
つまり、ビオチンを摂取することで皮膚の代謝が良くなり、塗り薬と併用することで早期に完治することが期待できるのです。
ぜにたむしの正しい治し方を実践する
ぜにたむしの正しい治し方を実践するには副作用のないティーツリーオイルを配合したせっけんや軟膏の使用が非常に効果的です。
まずは白癬菌の繁殖を防ぐために体全体を清潔に保つことを心掛けましょう。
ドクターズチョイス
ファンガソープEX
- ティーツリーオイル配合の薬用せっけんで、ぜにたむしの原因菌である白癬菌を99.9%殺菌します。
- 良い菌を残し、悪い菌(白癬菌などの真菌や細菌)だけを殺菌して洗い流し、肌が持つ本来の健康的な菌バランスに整えます。
- 配合されている「トコフェロール (ビタミンE)」が皮膚に潤いを与え、ひび割れや傷からの菌の侵入を防ぎます。
- 使用されている成分がすべて天然由来のため毎日のボディソープとして全身に使用でき、副作用の心配もありません。
次に白癬菌を確実に殺菌でき、副作用がない軟膏を選びます。
ドクターズチョイスでは水分を含まない、ティーツリーオイル配合で副作用の心配のない、ぜにたむし用軟膏ファンガクリームを開発しました。
ドクターズチョイス
ファンガクリーム
- ティーツリーオイル配合の軟膏で、ぜにたむしの原因菌である白癬菌を99.9%殺菌します。
- 水分を一切含まない固い軟膏でコーティングするので、しっかり患部に留まり、菌の増殖を防ぎます。
- 配合されている「トコフェロール (ビタミンE)」が皮膚に潤いを与え、ひび割れや傷からの菌の侵入を防ぎます。
- 使用されている成分がすべて天然由来のため長期間使用しても副作用の心配がありません。
ファンガクリームを1日2回、最低2か月間は必ず患部に塗り続けてください。
「1日2回、最低2か月間」というのは簡単なようで意外と難しいかもしれません。急用があったり、仕事で疲れて塗るのを忘れてしまったりということもあるでしょう。
しかし、こんな時に力強いのがファンガソープEXです。白癬菌が体に付着しても24時間以内に菌を洗い流してしまえば、ぜにたむしは発症しません。
つまり、毎日の入浴時にファンガソープEXで体を洗っていれば白癬菌を殺菌できるため、ぜにたむしが再発することはないのです。
最後にビオチンの併用で早期完治を後押しします。
ドクターズチョイス
ビオチン5000プラス
- 臨床試験に基づき、皮膚炎の改善に効果的なビオチンを5,000mcg配合。
- ビタミンCやビタミンB6など、ビオチンの働きを高める27種の成分を配合し、ビオチンの血中濃度をスムーズに高め、皮膚の症状を改善していきます。
ぜにたむしの予防と再発防止
ぜにたむしが再発してしまう多くの原因は、症状が改善し完治したと思いこんで治療を早期に止めてしまうことです。
皮膚の表面的な改善がみられるターンオーバー(約1か月)が終わるまでは治療を続けても、その後やめてしまう人が多いのです。しかし、1回のターンオーバーでは菌が残っている可能性があるため、最低2か月間は治療を継続しましょう。
市販薬を2か月間に渡って使用すると副作用が出てくる可能性もあるため、その心配のないティーツリーオイル配合のせっけんと軟膏の使用をおすすめします。
また、プールやジムなど白癬菌が付着しやすい公衆施設の利用や白癬菌保持者とのタオルの共有といったことに注意を払っていても白癬菌が付着してしまう可能性はあります。毎日ファンガソープEXで体を洗うことにより、付着した白癬菌が皮膚に感染する前に洗い流すことができるので、ぜにたむしの予防、再発防止につながります。
正しい治し方を実践して、今度こそは再発を繰り返すぜにたむしを完治させましょう。