【ドクタースコッツ監修】男性カンジダは自宅で治療と再発防止ができます。おすすめ市販成分ティーツリーと使用上の注意点
※当ページには男性カンジタ画像(外陰部)が掲載されています。
この記事の監修ドクター
自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生
ブラジルのリオグランデドスル・カトリック大学認定の自然療法専門医。アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国で認定された国際免許を取得しており、専門医として自然由来のサプリメントに関する知識と精密な現代科学のデータを組み合わせて診断や治療を行っています。自身のフィットネスインストラクターとしての16年間の経験を活かし、多くの患者が抱える肉体的な問題だけでなく、精神的な問題も含めて、自然由来のサプリメントを用いた新しい“先見的な予防医学”にも注力しています。
「男性カンジダは見た目の症状から判断が難しい疾患です。特に細菌性亀頭包皮炎との区別は専門医でも慎重な判断が必要となります。男性カンジダの特徴的な症状を画像とともに解説し、自宅でできる対処法について詳しく説明しています。
カンジダ菌は健康な状態でも存在する常在菌であり、完全な除去を目指すのではなく、菌のバランスを整えることが重要です。ティーツリーオイルのような天然由来の成分は、この観点からも理想的な選択肢といえます。」
男性カンジタ市販薬を選ぶときに意識したい成分
まず最初に注意しなくてはいけないのは、治癒までの期間と忘れがちな再発防止のケアです。
通常、カンジタが完全に治るまでに、最低でも1か月から3か月ほどかかります。
その間、毎日薬を塗り続けることを怠ってはいけません。
水虫を治すのと同じです。
症状がちょっと良くなったからといって、薬を塗るのを止めてしまうと、皮膚に根を張っているカンジタ菌は再び増殖し始めます。
さらに、やっとのことで完治したとしても、何かのきっかけで再びカンジタ菌が増殖すると、すぐに不快な症状が再発してしまいます。
後ほど、男性カンジタの特徴、感染しやすいタイプの人についてご説明しますが、感染しやすい人は日々、カンジタ菌が根を張る前に洗い流すことも心掛けましょう。
次に注意しないといけないのが、男性カンジタ症の症状にとても似ている細菌性亀頭包皮炎という疾患です。
男性カンジタはカンジタ菌という真菌が原因です。
細菌性亀頭包皮炎は淋菌やクラミジア等の細菌が原因です。
後ほど画像でもお見せしますが、見た目は非常に似ていて、皮膚科の先生でも見分けがつかない為、病院では菌を採取して判定します。
当然、処方される薬も異なります。
では、病院に行かず、自宅で男性カンジタか細菌性亀頭包皮炎かも判らない状態で今の症状を治すはできるのでしょうか?
結論から言うと「できます」。
カンジタ菌(真菌)にも細菌にも効果を発する成分を使用すれば自宅で治すことが可能です。
その成分が「ティーツリーオイル」です。
ティーツリーオイルの効果
ティーツリーオイルは主にオーストラリアなどに生育しているティーツリーという植物から抽出された精油です。
オーストラリアの先住民族アボリジニの間では何千年もの間、この葉を砕いてケガや皮膚の治療などに使われてきました。
ティーツリーオイルはカンジタ菌などの真菌だけでなく、細菌に対しても強い殺菌力があり、その殺菌力は「99.9%」である。ということが証明されています。
また、植物由来で副作用もほとんどないことから「自然の抗真菌薬」として、民間療法で広く使用されています。
<注意点>
ティーツリーオイルは植物由来のため、掻きむしってできた傷口にもしみることなく、これ1つでカンジタ菌を始め、さまざまな細菌や真菌を殺菌できます。
ただし、とても強いオイルです。
決して原液で使用してはいけません。
皮膚に大きなダメージを起こします。
適切に希釈された物を選びましょう。
先にも述べましたが、ティーツリーオイルの殺菌力は多くの臨床実験で証明されています。まずはその効果をウィキペディアでご確認ください。
ティーツリー油は、0.5%から1%未満の濃度に希釈した場合でも、幅広い種類の細菌や真菌に対して強い殺菌力がみられ、タンパク質に直接はたらくため耐性菌も発生しにくい。
補完・代替医療に精油を用いたり、せっけんや洗浄剤へ配合するなど幅広く使われている。
フケを防止するためのティーツリーが配合されたシャンプーもある。
歯周病、消毒、傷、火傷、カンジダ、白癬など菌が原因とされる疾患の殺菌を目的として全身に広く用いられる。防臭効果もある。火傷や関節痛の痛みを軽減する。
自然の抗真菌薬として、口角炎などに民間療法で用いられる。
口腔内のすぐれた殺菌作用や口臭予防作用があり、入れ歯の殺菌剤としても有効であった。
ヒトから採取した歯垢にティーツリーを混ぜ、ティーツリーを除いてから培養し10種の菌を観察した結果、ティーツリー1%濃度の液では99.9%が殺菌され、原液では全く菌の発育が観察されなかった。
口腔細菌の発育を抑制し、歯垢形成を抑制する。ティーツリーを配合した歯磨き剤や洗口剤がある。
精油の臨床研究は、主に足白癬に関するものである。水虫や魚の目、タコなどの足の症状60例に対し、38例が顕著な効果、20例に良好な効果があった。
また、医薬品よりも副作用も少なかった。
ウィキペディアより一部抜粋
おすすめの男性カンジタ市販薬と使い方
男性カンジタにかかると主に亀頭包皮炎を発症しますが、亀頭包皮炎は原因菌により、細菌性亀頭包皮炎とカンジタ性亀頭包皮炎の2種類が有ります。
その両方の原因菌を殺すのが「ティーツリーオイル」です。
さらに先ほどご説明したように、一旦男性カンジタが完治しても、日々洗い流しておかないと再びカンジタ菌が増殖し、再発してしまいます。
「えっ!毎日お風呂できれいに洗っているのに男性カンジタを発症したのはなぜ?」
後ほど詳しく説明しますが、普通のソープで洗うと、カンジタ症は悪化してしまいます。
普通のソープは汚れは落としますが、皮膚に根を張っているカンジタ菌は完全に洗い落としません。
むしろ、カンジタ菌を抑え込んでいた良い菌を洗い流してしまい、カンジタ菌の勢力が増すことになってしまいます。
カンジタの症状が出たら 普通の石鹸で洗うのは絶対NGです。
おすすめはティーツリーオイル配合のソープを使用することです。
日々のメンテナンスのみならず、軽度の男性カンジタ、細菌性亀頭包皮炎ならティーツリーオイル入りのソープで治る可能性が大いにあります。
そこで、ドクターズチョイスは、ティーツリーオイルを配合したファンガソープEXとファンガクリームを開発しました。
細菌・真菌の両方を殺菌できるため、カンジタ性亀頭包皮炎(男性カンジタ)と細菌性亀頭包皮炎の両方に対応します。
ファンガソープEXとファンガクリームの具体的な使い方
- 男性カンジタや細菌性亀頭包皮炎の症状が出ている時は両方を使いましょう。ファンガソープEXで洗った後、ファンガクリームを塗ります。
- 最低でも1か月~3か月は毎日欠かさずにケアしましょう。どうしてもできないときでもファンガソープEXで欠かさず洗いましょう。
- 数か月のケア後、症状が完全になくなっても、再発防止のために、ファンガソープEXの使用は続けましょう。カンジタ菌など感染しやすい人は日々のケアが特に大切です。
ここからはさらに男性カンジタについて詳しく知りたい方の為の情報です。
男性カンジタとは?
「性器カンジタ症は女性の病気で、男性はかからない」と思っている人が多いようですが、実際はどうなのでしょうか?
そもそも、性器カンジタ症とは、男性にも女性にも皮膚などに常在しているカンジタ属のカンジタ・アルビカンスが性器に感染し炎症を起こす病態で、健康なときは体内の菌のバランスが取れているためカンジタ症を発症しません。
しかし、疲れやストレスなどで免疫力が低下したり、抗生物質を飲んだりすると体内の菌バランスが崩れ、 カンジタ菌が異常に増えて性器カンジタ症を発症することがあるのです。
性器カンジタ症は、女性にとってはごく一般的な病気で、成人女性の5人に1人が経験しているといわれています。
では、男性も女性と同じように、免疫力の低下や抗生物質の服用でカンジタ症を発症するのでしょうか?
結論としていえることは、「男性もカンジタ菌に感染はするけれども、症状は出ないことが多い」ということです。これには、男性と女性の体の構造の違いが関係しています。
カンジタ菌は「ジメジメした環境」を好みますが、男性器は体の外にあり、女性器に比べて高温多湿ではないため、カンジタ菌にとって住みやすい環境ではありません。そのため、男性はカンジタ菌が増殖しにくく、症状が出ないことも多くあるのです。
男性カンジタ症の主な症状は、亀頭部や包皮に白いカス(白色苔)が見られる、患部がカサつくといった亀頭包皮炎になります。
男性カンジタの原因
男性も女性もカンジタ症の発症原因は、カンジタ菌の異常繁殖にあります。先にも述べたように男性の場合は感染しても症状が出ないことが多いのですが、以下のような場合はカンジタ症の症状が出やすいといわれています。
【包茎】
男性の性器は体の外にあり、ジメジメした環境を好むカンジタ菌にとって繁殖しやすい環境ではありませんが、「包茎」の場合はそうではありません。
「包茎」とは、男性器の亀頭部分が包皮でおおわれている状態のことで、通気性が悪く湿気も溜まりやすくなります。また、尿が包皮と亀頭の間に残り、それが垢などと混ざり合い、恥垢(ちこう)と呼ばれる汚れが溜まることもあります。
そのため、雑菌が繁殖しやすくなり、カンジタ菌が異常に繁殖してしまう原因にもなります。
【糖尿病】
「糖尿病」は血液中のブドウ糖濃度が高くなる病気です。中高年の生活習慣病と思われがちですが、10~20代で発症するケースも増えています。
糖尿病で血糖値の高い状態が続くと、好中球という免疫細胞の働きが悪くなります。それにともなって体内の免疫力も低下してしまうため、カンジタ菌が増殖しやすくなってしまうのです。
【ステロイド剤】
「ステロイド剤」には体内の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があり、湿疹やかぶれ、火傷、虫刺され、アトピー性皮膚炎など、さまざまな治療に使われます。
しかし、この免疫力を抑制する働きにより、服用することで免疫力が低下し、カンジタ菌が異常に繁殖してしまうことがあるのです。
男性カンジタの症状【画像あり】*閲覧注意*
一般的に男性のカンジタ症には次のような症状があらわれます。
- 亀頭の赤み
- 亀頭のかゆみ
- 亀頭のただれ
- 亀頭に小膿疱ができる
- 亀頭に弱い痛みが出る
- 亀頭に白いカスが出る
「白いカス」が出るのは男性カンジタ症の特徴的な症状です。また、カンジタ菌が尿道に侵入して、排尿痛をともなう尿道炎になることもあります。
カンジタの初期症状をそのまま放置すると、かゆみが増すだけでなく、包皮から分泌物がみられるようにもなります。
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参照元:http://www.mat-iin.com/m_n-sei.htm
https://www.nhs.uk/conditions/thrush-in-men-and-women/
男性カンジタに似た細菌性亀頭包皮炎
男性カンジタにかかると主に亀頭包皮炎を発症します。亀頭包皮炎とは、男性の性器の陰茎亀頭または陰茎にかぶさっている包皮に、何らかの原因により炎症が生じることをいいます。
まれに、ウイルスの感染などが原因となることもありますが、一般的には細菌や真菌(カビの一種)が原因となることが多いです。
カンジタなどの真菌が原因で発症するものをカンジタ性亀頭包皮炎といい、淋菌やクラミジア等の細菌が原因で発症するものを細菌性亀頭包皮炎と呼びます。
これら2つの亀頭包皮炎の症状はよく似ているため、外見から判断するのは医師でも困難です。そのため、病院では診察と問診に加え、原因となっている菌を特定するための検査も行います。
カンジタ性亀頭包皮炎の治療と細菌性亀頭包皮炎の治療とでは使用される薬が違うため、自己判断での市販薬の使用には注意が必要です。
間違った薬の使用は症状が改善されないだけでなく、悪化させる可能性もあります。
また両方に同時感染している可能性もあり、その場合は双方に効果がある治療薬を使用しなければなりません。
男性カンジタの治療法
男性カンジタの検査は、「泌尿器科」や「性病科」で受けられます。
検査の結果、カンジタ症と診断されれば、男性の場合も女性カンジタ症と同様に抗真菌剤の軟膏やクリームを塗布して治療を行います。
男性カンジタの場合、包茎・糖尿病・ステロイド剤の使用などが原因となっていることがありますので、該当する方は検査・治療時に医師に伝える必要があります。
また、男性カンジタの場合も女性と同様、局部を清潔に保つことが重要になりますので、通気性の良い下着を着用し、刺激の強い石鹸の使用を避けることを意識してください。
男性カンジタは自然治癒する?
初期段階で適切に対応すれば自宅で自然治癒的に治る事も有りますが、症状が悪化してしまうと自然治癒はほぼ無理です。
男性カンジタの菌はカンジタ菌(真菌)です。
この菌は「常在菌」と言って健康な状態でも普通に存在する菌です。常在菌にはカンジタ菌の様に「悪い菌」と、悪い菌の繁殖を抑えている「良い菌」が皮膚上で拮抗して存在しています。
免疫力が下がったり、普通の石鹸でゴシゴシ洗ったりして汚れと共に「良い菌」を洗い流してしまうと、一気にカンジタ菌「悪い菌」が勢力を増し増殖してしまいます。男性カンジタの発症はこの様にして起こります。
男性カンジタが発生した時、普通の石鹸で丁寧に洗うのは逆効果です。必ずカンジタ菌(真菌)を殺す成分の入っている石鹸(ソープ)を使いましょう。
男性カンジタを自宅で治すには?
「男性もカンジタ菌に感染はするけれども、症状は出ないことが多い」と述べましたが、逆に「症状が出ると自然治癒は期待できない」ともいえます。
しかし適切な処置を行えば、病院にいかなくても男性カンジタは自宅でも治せるのです。
まずは普通の石鹸で洗うのは絶対NGです。
カンジタ菌を殺す成分の入った石鹸(ソープ)が無い時は、お湯で洗いましょう。
先ほど述べたように、男性カンジタに似た症状で細菌性亀頭包皮炎が有ります。お医者さんでもなかなか判断が付きません。
前者はカンジタ菌(真菌)が原因。後者は細菌が原因です。
したがって真菌も細菌も両方殺す成分の入った石鹸(ソープ)を使うのがベストです。
私がお勧めするのが「ティーツリーオイル」という成分です。
男性カンジタの予防と再発防止
男性カンジタの原因は、もともと人の体に存在するカビの一種であるカンジタ菌の増殖によるものです。
陰部を不潔な状態にしているとカンジタ菌が異常繁殖して亀頭包皮炎を発症させる場合がありますので、予防には陰部を清潔に保つことが求められます。
入浴の際は包皮の中までよく洗い、入浴後はドライヤーなどで乾かし、蒸れを防ぐことも大切です。
また、菌が付いた手で陰部を触るだけでも感染の可能性があるので、手洗いは有効な予防策となります。
カンジタに限らず性行為を行う際にはコンドームを使用することで、性感染症への感染リスクを抑えることができます。また、不特定多数との性交渉は感染リスクの増加につながります。
膣カンジタの女性との性交渉でカンジタ菌が男性に感染すれば、カンジタ性亀頭包皮炎を引き起こす可能性があります。
逆にカンジタ亀頭包皮炎の男性のカンジタ菌が女性に感染すれば、膣カンジタを引き起こす可能性があります。
そのため、お互いに性感染症の検査を定期的に行うことが望ましいです。
しかし、たとえカンジタ菌が付着しても、ファンガソープEXを使用することで菌が根を張る前に洗い流すことができます。
また、ファンガクリームを塗ることでさらに抗菌力を高めることができます。
男性カンジタ治癒後も日常生活に注意を払いながら、お風呂でファンガソープEXを使って患部を洗い、お風呂上がりは患部をしっかり乾かしてからファンガクリームを塗る。
これを日課にすれば、副作用の心配なく、男性カンジタの再発を防ぐことができます。