口の細菌が全身に行き渡る⁉
虫歯や歯周病から、命に関わるような疾患が発症する場合があること、ご存じですか?
カンジタ菌、緑膿菌、インフルエンザ菌等、口の中には500種類以上の細菌が存在します。
放っておくと、感染を引き起こし、血液を通して体中に細菌が行き渡ります。
虫歯や歯周病などを放置してしまうと、以下の疾患にかかると言われています。
- 肺炎
- 心筋梗塞や動脈硬化
- 顎骨炎
- 口腔カンジタ
- アルツハイマー
- 糖尿病の悪化
周病が原因で「肺炎」「心筋梗塞・動脈硬化」
歯周病は普段はあまり強い炎症をおこさず、症状もなく経過していきますが、実は歯周ポケットからは、細菌が常に放出されています。
感染が慢性的に持続している状態ともいえます。
この歯周ポケットから放出されている細菌を無意識に飲み込んでしまうことで「肺炎」や、血管を通って動脈が慢性炎症を起こして「心筋梗塞・動脈硬化」になる場合があるのです。
お手入れ不足・初期の虫歯でも用心すべき「口腔カンジタ症」
口腔カンジタ症は「カンジタ菌」という細菌の繁殖で引き起こされます。カンジタ菌は口腔常在菌の一種ですから、誰もが持っている菌ですが、お手入れ不足で歯垢が蓄積されると、カンジタ菌が増殖します。
虫歯がいくつかある方は、お手入れ不足が慢性化しています。
つまり「カンジタ菌」が増殖しやすい環境になっているということです。今、口腔カンジタ症の症状がないとしても油断は禁物です。
「アルツハイマー型認知症」発症の原因 “アミロイドβ” は、歯周病によって生産される
アルツハイマー型認知症は、脳に脳老人斑成分の “アミロイドβ” が蓄積されることによって、神経細胞が破壊されて発症します。
最近の研究によると、歯周病菌を持ったマウスは健康なマウスと比べて、アミロイドβが10倍も多かったという研究報告があります。
また、学術誌・Science Advancesに掲載された論文によると慢性歯周病の原因であるP. gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)という菌がアルツハイマー型認知症患者の脳内(上記で説明した「老人班」というシミの周り)から検出されたそうです。
研究や学術誌からわかるように、歯周病はアルツハイマー病の発症、進行に大きく関与します。
免疫力が落ちている方は、特に注意が必要です
免疫力は、細菌に感染しないために重要な役割を果たします。
免疫力が落ちると、口内で細菌が増殖する上、感染を起こしやすくなります。
日頃から免疫力を上げておくことは、とても重要なのです。
栄養のある食べ物を摂取し、十分な睡眠を取ることを心がけてください。
病気をしないためには、口の中の細菌を殺菌することが重要!
虫歯、歯周病を進行させない・改善するためには、基本的なことではありますが、日常の適切な歯磨きが重要です!
そして、食べかすを残さない、病原体である細菌を極力増やさないことが大切です。
健康を守るための歯磨き
毎食後に5分以上の歯磨き
毎食後に5分以上かけて歯磨きを行い、磨き残し・歯垢の蓄積を最小限に抑えましょう。
1日1回は歯間ブラシなどを使って、細部まで歯垢を除去するのもよいでしょう。
歯ブラシは、小型で毛先が長いもの
歯ブラシは、奥までしっかり届くように小型で毛足が長いものがよいです。
歯茎が弱っている方は、歯肉を傷つけるのを避けるため、毛が柔らかい歯ブラシを使用するようにしましょう。
歯磨き粉の使い過ぎに注意
歯磨き粉の使い過ぎには注意しましょう。清涼感に惑わされて、磨き残しが発生したり、使い過ぎて歯が磨耗したりすることがあります。
定期的に歯科医院でクリーニングを行う
半年に1回は、歯科医院でクリーニングをしてもらい、何も自覚症状がなくても歯科検診をしてもらいましょう。
口内殺菌の徹底をサポートする「ドクターズチョイス ティーツリーマウスケアプラス」がおすすめです
ドクターズチョイス「ティーツリーマウスケアプラス」は、殺菌力や抗菌力が臨床実験で証明されたティーツリーオイルや、細菌を増殖させないエッセンシャルオイルを配合しています。
天然由来成分のみで作られているので、安心して毎日使うことができます。
使い方は簡単、
コップ一杯(約100ml)の水に4-6滴垂らしてうがいをしてください。
もしくは、指に1―2滴垂らして、歯茎マッサージでもOK。お口の中を殺菌し、細菌の繁殖を防いでくれます。
この記事の監修ドクター
自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生
ブラジルのリオグランデドスル・カトリック大学認定の自然療法専門医。アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国で認定された国際免許を取得しており、専門医として自然由来のサプリメントに関する知識と精密な現代科学のデータを組み合わせて診断や治療を行っています。自身のフィットネスインストラクターとしての16年間の経験を活かし、多くの患者が抱える肉体的な問題だけでなく、精神的な問題も含めて、自然由来のサプリメントを用いた新しい“先見的な予防医学”にも注力しています。